イエローカードとレッドカードの基準|少年サッカーでの意味と一時的退場
審判がポケットからカードを出すと、会場が静まりかえる。子どもの試合でも、カードの意味を知っておくと、保護者としても落ち着いて受け止められます。
カードの意味
- イエローカード(黄):警告。「このプレーはよくないよ」と注意されたことを示します
- レッドカード(赤):退場。その選手は、その試合でプレーできなくなり、チームは人数が1人少ない状態で戦います(退場した選手の代わりは入れません)
同じ試合で、イエローカードを2枚もらうと、2枚目のときにレッドカードとなって退場になります(Jリーグのルール解説)。
イエローカードになる主なプレー
競技規則では、次のような行為などが警告の対象とされています(JFAのサッカー競技規則)。
- 反スポーツ的な行為(相手を危険な目に合わせるプレー、ユニフォームを引っ張る、ファウルをされたふりをする、など)
- 審判の判定に、言葉や態度で異議を示す
- くり返しの反則
- プレーの再開を遅らせる
- フリーキックやスローインなどで、決められた距離を守らない
- 審判の許可なく、ピッチに出入りする
レッドカードになる主なプレー
とくに重大な行為に示されます。
- 相手の安全を危険にさらすような、乱暴な反則(ひどいタックルなど)
- 暴力的な行為(殴る、蹴るなど)
- 相手や審判に、侮辱的・差別的な言葉を使う
- 反則(ハンドなど)で、明らかなゴールの機会を止める
- 同じ試合で2回目の警告を受ける
少年サッカーでの「一時的退場」
2024年7月1日から、競技規則の改正で、ユース・グラスルーツ(草の根)などのサッカーでは、警告になる反則に対して「一時的退場(シンビン)」の仕組みを導入できるようになりました。一時的退場は、決められた時間(例:数分間)だけピッチの外に出て、その間チームは1人少ない状態で戦い、時間がたったら戻れる仕組みです。導入するかどうかは、大会や協会ごとに違うので、出場する大会の要項を確認してください。
子どもの試合で気をつけたいこと
- カードの理由を、試合のあとに子どもと一緒に考える。責めるより「どうすればよかった?」と聞く
- 審判への文句は、子どもにも保護者にも、カードの対象になりうる。拍手で見守る
- 低学年では、カードを出さずに、口頭で指導する審判も多い
カードをもらったあとの、親子の会話
子どもが、カードをもらって帰ってくると、親も、気持ちが落ち着かないものです。でも、カードは、サッカーを成長させるチャンスにもなります。次のような流れで、話してみてください。
- まず、「悔しかったね」と、気持ちを受け止める
- どんな場面だったか、子ども自身の言葉で説明してもらう
- 「次は、どうしたらいいと思う?」と、一緒に考える
- 動画があれば、その場面を見て、冷静に振り返る
審判の判定に不満があるときも、子どもの前で、審判を悪く言うのは避けましょう。子どもは、親の態度を見て、「文句を言っていい」と学んでしまいます。判定は、試合の一部。次に生かせることを探す姿勢が、成長につながります。
まとめ
イエローは警告、レッドは退場。同じ試合でイエロー2枚はレッドと同じ扱いです。少年サッカーでは、カードそのものより、なぜ出たのかを子どもと一緒に振り返ることが、成長につながります。