PK戦のルールと順番|5人で決着しないときは? 少年サッカーの注意点

同点のまま試合が終わったとき、トーナメントでは「PK戦」で勝負が決まることがあります。ドキドキの場面で慌てないように、ルールをおさらいしておきましょう。
PK戦とは
PK戦は、試合の時間内(延長戦がある場合は延長戦まで)で決着がつかなかったとき、勝敗を決めるための方法です。ペナルティーマークから、各チームの選手が交互にキックをします。ペナルティーキックと似ていますが、PK戦は「試合の得点」には含まれず、勝敗を決めるためだけの方法です。
基本の流れ
- 主審がコイントスをして、キックを行うゴールを決めます。コイントスに勝ったチームが、先に蹴るか後に蹴るかを選びます
- 各チーム、5人ずつが、交互にキックします
- 5人ずつ蹴り終えて、得点の多いチームが勝ちです
- 5人まで蹴り終える前に、勝敗が決まったときは、そこで終了します(残りを蹴っても追いつけないとき)
- 5人で同点のときは、6人目以降が、1人ずつ交互に蹴り、同じ人数を蹴ったときに差がつくまで続けます(サドンデス)

誰が蹴れる?
蹴ることができるのは、試合が終わった時点で、ピッチにいた選手です(ケガなどで交代した選手は除く場合があります)。蹴る順番は、チームの指導者が決めます。キックをしない選手は、センターサークル内に待機します。ゴールキーパーは、交代することもできます(JFAのサッカー競技規則)。
先攻は有利?
PK戦は、先に蹴るチームが有利だという指摘があります。そのため、蹴る順番を変える「ABBA方式」などが試験的に行われたこともありますが、一般的な大会では、従来どおりの交互の順番です。
少年サッカーでの扱い
少年サッカーの大会では、大会ごとにルールが違います。
- 引き分けのときは、PK戦で勝敗を決める
- 引き分けのときは、じゃんけんや抽選、または、引き分けのままとする(延長・PK戦をしない)
- 決勝だけ、PK戦を行う
ケガのリスクや、子どもの心の負担を考えて、PK戦をしない大会もあります。大会要項で確認してください(8人制サッカーのルールも参照)。
子どもへの声かけ
PK戦は、止まっているボールを蹴るだけに見えて、プレッシャーが大きいプレーです。外してしまった子には、結果より「勇気を出して蹴ったこと」を認めてあげてください。保護者が責める声を出すと、子どもの心に長く残ります。
PK戦に備える、気持ちの準備
PK戦は、技術だけでなく、緊張に向き合う経験でもあります。試合前に、子どもと次のような話をしておくと、本番で落ち着きやすくなります。
- 蹴るコースは、蹴る前に決めておく(迷うと、緊張が大きくなるため)
- 外れても、チームの責任ではなく、全員の試合だったと確認する
- 蹴る順番は、自信のある子だけでなく、チームの考えで決まる
ゴールキーパーも、プレッシャーの大きいポジションです。止められなくても、思い切って動いたことを認めてあげましょう。
練習では、遊び感覚で、友達と蹴りくらべをしてみるのもおすすめです。「入ったら大喜び、外れたら笑い飛ばす」雰囲気の中で経験を積むと、本番の緊張も、少しずつ、やわらいでいきます。
まとめ
PK戦は、コイントス→5人ずつ交互に蹴る→同点ならサドンデス、の流れ。蹴れるのは、試合終了時にピッチにいた選手です。少年サッカーでは大会によって扱いが違うので、事前に要項を確認して、子どもには、結果より挑戦をほめてあげましょう。