コーチの子どもばかり試合に出る? 少年サッカーの「えこひいき」問題との向き合い方

「コーチの子どもだから、試合に出ているのでは?」。そんなモヤモヤを抱えた保護者は少なくありません。感情的にならずに考えるヒントをまとめます。
あるある:どうしても、そう見えてしまう
少年団やクラブでは、保護者がボランティアでコーチを務めることがあります。その子どもが、試合によく出ていたり、ポジションが優遇されて見えたりすると、「えこひいきでは?」と感じてしまうのは、無理もありません。
掲示板などでも、保護者の立場で、わが子の出場機会についての悩みや、親同士の関係が難しいという書き込みが見られます(サッカーBBS)。
なぜ起こりやすいのか
- コーチは、自分の子どもの練習姿や普段の様子をよく知っているため、選びやすい
- コーチの子どもは、練習に参加する機会や、試合の経験が多くなりがち
- メンバーの決め方が、保護者に説明されていない
- 見る側が、わが子と他の子を比べて、気持ちが揺れる
「本当に、えこひいきなのか」は、外からは判断しづらいことも多くあります。ただし、見え方としてそう感じる保護者が出ることは、起こりうると考えておきましょう。

保護者の向き合い方
- 事実を整理する:感情ではなく、出場時間や、ポジションなどの事実を、ひとつずつ見る
- 子どもの気持ちを聞く:悔しがっているのは、本人かもしれません。親の感情をそのままぶつけない
- ほかの保護者と、不満を言い合わない:チーム内の雰囲気が悪くなり、子どもに伝わります
- 相談するなら、コーチではなく、代表や責任者に:個人の対立にしない
保護者の強い要求や、感情的な発言は、子どもの居場所を、かえって狭めてしまうことがあります。
チームでできる工夫
- 出場時間の考え方を、保護者全員に説明する(例:全員が一定時間出る)
- メンバーの決め方を、ルールとして共有する
- コーチの子どもは、別のコーチが担当するなど、役割を分ける
- 複数のコーチで、評価や決定を行う
続けるか、移るかを考えるとき
どうしても納得できない状況が続くとき、チームを移ることも選択肢のひとつです。移るときは、移籍・退団の切り出し方も参考にしてください。
相談するときの伝え方の例
どうしても気になるときは、感情をぶつけるのではなく、質問の形で相談してみましょう。たとえば、次のような言い方です。
- 「メンバーを決めるときに、大切にしていることを教えていただけますか」
- 「うちの子が、どんなところを伸ばせば、試合に出られるチャンスが増えるでしょうか」
- 「全員の出場時間について、チームの考え方を共有していただけると、安心できます」
「ほかの子はなぜ」「あの子ばかり」という言い方は、相手を身構えさせてしまいます。ボランティアで子どもたちを見てくれているコーチへの感謝を前に置くと、話し合いが前向きに進みやすくなります。
それでも、子どもが傷ついている様子が続く場合は、代表者や、チームの運営に関わる人に、複数の保護者の意見として、改善を提案する方法もあります。
まとめ
コーチの子どもが優遇されているように見える悩みは、少年サッカーでは起こりがちです。感情的に決めつけず、事実を整理して、子どもの気持ちを大切に。チームとしての説明や、決め方のルールがあれば、多くのモヤモヤは減らせます。