ポゼッションとは? うまいポゼッションと下手なポゼッション|少年サッカーの見どころ

「うちのチーム、ポゼッションは高いんだけどね」。観戦中にそんな会話を聞いて、気になった方も多いでしょう。ボールを持つことの本当の意味と、見どころをお伝えします。
ポゼッションとは
ポゼッションは、ボールを持っている(保持している)こと、またはその割合を指します。「ポゼッション率60%」なら、試合の時間のうち、自分たちがボールを持っていた時間が、およそ60%、という意味です。
ボールを持っている間は、相手に点を取られにくく、試合の主導権を握りやすくなります。ただし、ボールを持つこと自体が目的ではありません。大切なのは、持ちながら、ゴールに近づくことです。

なぜ「ボールを持つ」ことが大事なのか
- ボールを持っている間は、相手は攻撃できない
- パスをつなぐことで、相手の守備を動かして、空いた場所を作れる
- 走る距離が減り、体力を温存できる
- 子どもにとっては、ボールにたくさん触れる時間が増える
一方で、ボールを持つ時間が長くても、ゴールに近づけなければ、勝てるとは限りません。守りを固めて、カウンターを狙うチームもあります(カウンター)。
うまいポゼッションと、下手なポゼッション
うまいポゼッション
- パスを出したあと、止まらず、動いて、パスコースを作る
- 相手を動かして、空いた場所へ、ボールを運ぶ
- 横や後ろにも、必要なら出して、リズムをつくる
- 前にチャンスがあれば、迷わず、縦にも挑戦する
下手なポゼッション
- パスを出して、その場で立ち止まって見ている
- 横や後ろに、回しているだけで、前に進まない
- 取られそうな場所で、ボールを持ちすぎて、奪われる
- ミスを恐れて、リスクのあるパスを避けるだけ
子どもによくあるのは、「ボールを持つ=ドリブルし続ける」という考え方です。ひとりで持ち続けるのは、ポゼッションとは少し違い、味方と一緒に、ボールを運ぶことがポイントです。
親御さんの見どころ
- ボールを持っていない選手の動き:パスを受けられる場所に、動いているか
- パスの方向:横・後ろだけでなく、前にも出しているか
- 相手の反応:相手が、ボールを追いかけて、疲れてきていないか
- ボールを失ったあとの切り替え:すぐ奪い返そうとしているか
試合後の声かけ
- 「パスをつないでるときの、〇〇くんの動き、よかったよ」
- 「ボールを持ってるとき、周りの友達は、どこにいた?」
- 「パスを回してるうちに、前が空いてきたね」
ポゼッションの数字が低くても、悪い試合とは限りません。数字より、内容を、一緒に見てあげましょう。
まとめ
- ポゼッションは、ボールを保持すること。割合で表すこともある
- うまいポゼッションは、動いて、相手を動かして、ゴールに近づく
- 見どころは、ボールを持っていない選手の動き
後ろから、つないで運ぶ考え方は、ビルドアップの解説も参考にしてください。